上京OPENWEEK2017 上京区民まちづくり活動支援対象事業
       はればれ音楽プログラム研修会
       ~知らなかった!自分が持っていたこんな素敵な楽器~

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平成29年(2017年)11月7日(火)14時~15時30分、上京区総合庁舎 区民交流会議室(4階)にて音楽福祉工房はればれ主催による、第6回「はればれ音楽プログラム研修会」が開催されました。上京区内で様々な活動を行う人、事業者等が交わる「上京OPENWEEK2017」のひとつにもエントリーされていたイベントです。
打楽器奏者の辻本福子先生を講師にお迎えし、簡単なボディパーカッションをテーマに、福祉施設などへも応用できるプログラムを教えて頂きました。


配布資料

はればれ音楽プログラム研修会とは

「はればれ音楽プログラム研修会」では各分野のスペシャリストを講師にお招きし、学ぶことで福祉施設に応用できる音楽プログラムの開発研究をされています。
平成29年度の上京区民まちづくり活動支援事業に採択されている事業です。

平成29年度はこれまでに5回、研修会が行われております。
日本の音楽療法史の話を軸とした西洋の音楽療法史のお話や、日本における音楽療法の現状~福祉領域での実践と課題~の講義、大学での参加型授業の取組実例や交流を交えて参加型のコンサートにおける人と人のむすび方について…など非常に有意義な講習会を開催されています。

【平成29年度これまでの研修会】
第1回 はればれ音楽プログラム研修会
第2回 日本音楽療法の歴史①~古代から近世編~
第3回 日本音楽療法の歴史②~近代から現代編~
第4回 日本における音楽療法の現状~福祉領域での実践と課題~
第5回 大学における参加型の場づくりの紹介~聴衆参加型のコンサート実践を考えるための手がかり~ 

ボディーパーカッションって?


先生のまねをしながらボディーパーカッションに挑戦する参加者

私が参加させていただいたのはボディパーカッション。
ボディーパーカッションとは・・・
・自分の体を使って音を出す→つまり、自分の体が楽器!
・発祥→世界各地。伝統舞踊や宗教的儀式などと言われています。
ex.)スペインのフラメンコ、インドネシアのサマン、ケチャ、エチオピアのアームピットミュージック(脇の下をプップッと鳴らしたり、口を上手に鳴らしたユニークな音など)

注目すべきは、学校教育でも多く取り入れられているということ。
ボディパーカッションを学校教育で取り入れた第一人者と言われる山田俊之先生のお話が紹介されました。昭和61年(1986年)、九州の養護学校でクラスの中で友達の輪の中に入れない男の子に仲間意識を育てるために学級活動や音楽の授業の中で、手拍子、足踏み、おなかなどをたたくリズム活動をされたそうです。
このように、一緒にリズム活動を行うことで、仲間意識が芽生え交流の糸口になるのでしょう。

では、実際にどうやって音を出すかというと、
・手でたたく
・足を踏み鳴らす
・連打(パタパタ パタパタ・・・)
・フィンガースナップ
・口や舌を使って(ex.口笛)
・声を使って
・顔を使って

など様々。

小さい頃、学校では静かに歩きなさい、ガタガタ音を鳴らさないと指導をされてきたように思いますが,遊びの中では唇をプルプル鳴らしたり、手遊びをしたり、それもボディパーカッションなのですね。幅広く応用できることがわかってきます。

やってみると、たたき方やたたく場所で音の高さも変わることもわかります。


4名の学生による実演映像

ボディーパーカッションを使っている様子を、実際に4人の学生さんが実演する映像を見せていただきました。
現在では様々なボディパーカッションを楽しむ若者も増えており、学生さんたちの楽しそうな表情やリズミカルな動きに、「難しそう。」という思いと,「やってみたい!」という思いがわいてきました。

まねっこリズム

先生のあとに続き,やってみるワークショップを行いました。
先生:「みーなーさーん!」
と、先生が呼びかけると、
生徒:「なーんでーすかー?」
と答えます。
次に、
先生;「こんなこと こんなこと できますか?」
と声に合わせて、顔の横で手をたたいたり、おしりをたたいたりして生徒に呼びかけます。

すると生徒は、
生徒:「こんなこと こんなこと できますよ!」
と声に合わせて、先生と同じ動作をします。

だんだんとからだも温まってきます。

次に、4チームにわかれて、4つの基本リズムをそれぞれが挑戦。
だんだんレベルアップしていきます。
リズム感に自信がない私は、途中から、参加している皆様が音楽家や有名な指揮者に見えてくるほどレベルの差を感じ、焦りました。
ですが、さすが「福祉の現場で応用できるように」をテーマにしていることもあり、苦手な人でも楽しめるように、優しいリズムやわかりやすい表現で指導いただき、配慮しやすい取組だと理解できました。

最後は童謡の「ちいさい秋みつけた」をAグループ、Bグループに分かれて行いました。
歌いながら体を動かすことでとても盛り上がりました。

参加者の声


質疑応答・意見交換

体を動かしたこともあり、質問や意見も活発に飛び交いました。
例えば、「隣の人と手をつないだり、ボディタッチすることで認知症の方には刺激になるのでは」「レベルの差があり難しいのでは」など。
さらに、「うまくできない子どもや参加者にはどのように指導したらよいでしょうか?」と言った質問も。
先生からは、「雰囲気をみんなが楽しむこと、例えば小学生にはゴリラのまねをしてみせてみたり、おしりをたたくとなぜかみんな爆笑…など、みんなができることや仲間と共感できる時間を大切にする、たくさん笑って、一体感を持つことを心がけると良い」といったお言葉がありました。

参加者はリピーターさんの他、声楽をされている方、主婦の方、健康体操をされている方など音楽関係以外の方もお見えでした。
参加者の方にお話を伺うと、「子育てが落ち着き、以前していた音楽が少しでも何かに活かすことができれば、と思い植村先生の活動に興味を持ってきてみました」など活動の応援やつながりが期待できるご感想をいただけました。

最後に

歌う、体を使う、頭も使うということで脳が活性化されること、対象年齢や対象者も幅広く応用できる有意義な取組だと感じました。
仮に私のようなリズム感が無い人でも、雰囲気を楽しむこともできます。小学校によく指導にいかれるそうですが、リズムができない子どもでも「できない~」と言いながら笑顔になるそうです。
そうしてコミュニケーションを育み、楽しいという気持ちが生まれれば良いです。
今後の展望としては、対象の方がどなたでも楽しんでいただけるように、笑顔を生み、刺激になればということでした。
次回は「音楽を介護予防に活かそう!」をテーマに第7回が開催されます。
今後も音楽福祉工房はればれの活動に期待しています。

レポーター

岡元麻有

絵画などのアートを生活にもっと取り入れたいと考えている私は、音楽福祉工房はればれさんの活動に非常に興味がありました。衣食住ではない音楽もアートも生きていく中で必ずしも必要ではないかもしれません。しかし、「生きる力」になることは間違いないと思います。ボディーパーカッションに参加させていただき、改めてリズム感がないことがわかりましたが、音楽は大好きです!

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