平成29年度第1回上京!MOW
      健康寿命を延伸!音楽で元気をつくりだそう
      (テーマ提案者:音楽福祉工房はればれ)

最新レポート一覧

上京!MOW(上京区まちづくり円卓会議拡大会議)とは、上京の未来に向けての情報交換や具体的取組の実現のための「人や団体がつながる場」です。平成29年度第1回上京!MOWは、平成29年9月4日に、上京区総合庁舎4階会議室にて開催されました。

1 プロジェクトの趣旨(提案者より)

2009年(平成21年)から活動を開始。初めは子どもむけコンサートからだったが、コンサートに多くの方が来てくださり、その中で上京区は高齢の方が多いことに気付いた。上京区で高齢の方向けに『音楽で元気をつくりだす』何かができないかと考えるようになった。
音楽は、①心肺機能を高める(歌を歌うとき) ②脳を活性化させる ③精神的・肉体的に落ち着き、安心感を生む ④コミュニケーションを促す 等の効果があると思われる。
また、音楽は介護される側(当事者)だけでなく介護するまわり(介助者)にも良い影響があると思われる。介護認定にかかわらず、全体的に底上げをしたい。
日本中へ広がるモデルになれればと思う。
ご来場者の色々なご意見を伺いたい。

2 ワークショップ参加者

・ 保健師の方
・ 区役所の職員の方
・ 京都市健康長寿市民会議メンバーの方
・ リハビリ支援センターの方
・ 上京区で働くホームヘルパーの方

3 ワークショップ

(1)参加者からの質問

① どんな音楽をするのか?
答) メンバーはクラシックが専門だが、日本の昔からの童謡や演歌など、聴く方に合わせて変えることができる。これまで、一緒に歌う・身体を動かす・クイズをするなど、参加してもらえるようなこともしている。
② 楽器は使うの?
答) 鈴など簡単な楽器を聴く方に鳴らしてもらう場合がある。
③ ターゲットは?(健康な人を長寿に? 介護の必要な人を長寿に?)
答) どちらにも対応する。
④ 楽しければいいのか? または、『健康寿命の延伸』に効果があるとデータ化するのか?
答) 寿命延伸効果のある人とない人がいると思うが、寄り添えることができればいいのではと考えている。

(2)出された意見・アイデアなど

  • 区役所でしている体操教室の中で活動するのはどうか。
  • 演目は世代で共有できるものがよいのでは。聴いて歌って参加者全員が楽しめるものを。
  • 催しに出掛けて『楽しかった』と感じることの積み重ねが出掛けたい気持ちに繋がり、出掛けること自体も健康寿命に繫がるのではないか。
  • 高齢者は遠くまで出掛けるのは難しいかもしれないが、小学校区内なら外出可能(外出しようと思う)では。すでに小学校区内で定期的に活動しているサロンがある。そういうグループとの連携を考えてみては。ただその前に、どういうことがしたいのかをもっと明確にしておく必要がある。
  • どのくらいの期間で『健康寿命の延伸』効果を出そうと考えているのか。『効果』を示しモデルとなる為には、データ化(目に見えるかたちにすること)が必要ではないか。
  • 介護認定されている方の中には、自力で外出できない方もいる。そんな方でもデイサービスへ行かれる方は多いので、デイサービスで催すのはどうか。
  • デイサービスへも外出できない方には、自宅訪問か?
  • デイサービスには楽器を演奏できる利用者さんもいる。そういう方を交えて一緒に演奏するなら、高齢者向け音楽活動のモデルとなれるのでは?
  • 中京区では、地域で活動している団体について、区役所で教えてくれる。

(3)具体的な解決方法として出された意見

  • プロセスロードマップを作る
    今ある資源(できること)の確認
    ↓ プロセスロードマップ
    ありたい未来
  • 区全体ではなく、もう少し範囲を絞って地域事業の代表者と接触する。
  • 行政に確認する等、窓口を広く持って情報を得に行く。
  • 単発ではなく、一定の場所で継続的に続けるようにする。

4 終了後の提案者からの言葉

  • まず、自分たちに何が出来てどういうことをしたいのかを明確にする。
  • 催しに出掛けて『楽しかった』と感じる経験を積み重ねてもらえるようにする。
  • 情報を得に行く。

レポーター

森田典子

京都市に約40年住んでいます。肉体労働であるヘルパーをすることで自分の体力が向上し、健康長寿でいられるかも‥?と 期待しています。

ページの先頭へ
facebook
リンクページ
上京区役所 上京のまち歩きマップ 上京区140周年記念 特設サイト 上京区の市立小中学校一覧 西陣の朝市 にしZINE