平成29年度第2回上京!MOW
    「地域の文化遺産を活用したまちあるき企画」のその後

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上京!MOW(上京区まちづくり円卓会議拡大会議)とは、上京の未来に向けての情報交換や具体的取組の実現のための「人や団体がつながる場」です。平成29年度第2回上京!MOWは、平成29年11月4日に、上京区総合庁舎4階会議室にて開催されました。。


9月の上京!MOWのワークショップでレポートした「テーマ:地域の文化遺産を活用したまちあるき企画」のその後について、2か月後の11月に開催された第2回上京!MOWの第1部~上京!collection~で進捗状況の報告がありました。

発表者は、前回と同じく京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課大石さん。
12分間の発表のポイントは以下の2点でした。

〇前回のワークショップで作ることを宣言していたスマートフォンアプリ「京都遺産めぐり」が完成し、(平成29年)10月2日から配信を開始しました。


▲京都遺産めぐりアプリ。

今回配信されたのは、5コース。上京区の関連では、京都遺産「北野・西陣でつづられ広がる伝統文化」コースと応仁の乱勃発550年「応仁の乱ゆかりの地めぐり」コースの二つとなります。デジタルスタンプラリーの仕組みになっていて、スタンプを集めてコースを制覇すれば抽選で賞品がゲットできる特別企画も期間限定で実施中です。
詳しくは、アプリを紹介したHPをご覧ください。アプリもこちらのHPからダウンロードできます。
http://geoalpha.jp/kyoto-bunkaisan/

〇こうして一旦リリースはしましたが、前回の上京!MOWのワークショップでも色々なアイディアを出していただいたので、こうしたアイディアも活かして、このコースを増やしていきたいと思います。また、まち歩きの活動をされている場面でこのアプリを活用していただければありがたいです。地域で色々と活動されている団体との連携も進めていきたいと考えています。


▲第1回上京MOWで出されたまち歩きのテーマと入れてほしいスポット。

▲スタンプラリーコースとしてアプリに入れられている上京区内のコースはこの2つ。

以下、発表後の3分間の質疑の中から1つをご紹介します。

(質問)この制度のターゲットは?
(回答)観光客と市民の両方を対象としています。有名な所だけでなく、テーマ性を持たせることで知らなかった所も訪れてほしい。また、地域で活動している人たちの力にもなりたいと考えています。

続いて行われた上京!MOW第2部の上京!meet upは、集まった団体や参加者同士での意見交換、情報交換の時間でした。市の文化財保護課の伊藤さん、大石さんにさらにお話をお聞きしました。配信したから完了ではなく、これから地域からの提案や要望を聞いてより良いものにしていきたいし、アプリの構成もそれができるように作ってあるということでした。文化遺産をキーワードにスポットやコースを提案すると採用される可能性があるということなので、実際にアプリを試してみて検討されてはいかがでしょうか。


▲京都遺産めぐりアプリのコース達成時にはこんな画像が!

なじみの場所が多く表示されるだけではなく、コースの途中で寄り道ができるような情報提供の機能も、アプリの中の「ナビ」にありました。
今後は、新たなコースを作るだけでなく、この「ナビ」の中に情報を付け加えていくことでも、さらに充実したアプリに成長できるのではないかと感じました。

レポーター

網野正観

一昨年の秋に、上京区内の改修された京町家を購入し、夫婦で移り住んできました。もうじき丸2年になります。地域で催される行事を楽しみながら、京町家をはじめとする文化財の保全・再生にも関わりたいと、京都市文化財マネージャーへの登録や市民団体の活動に参加するなど勉強やお手伝いに忙しくしています。

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