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人とつながる出町桝形商店街~京都の暮らしが愛しくなる~

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こんにちは。私たちは同志社大学ボランティア支援室学生スタッフARCOです。
私たちARCOは、学生と地域をつなげるイベントを開くなどの活動をしています。今回、イベントを通して気づいた出町桝形商店街の魅力をお伝えします。

私たちが出町桝形商店街と交流を持ち始めたきっかけは、昨年(2020年)2月に行った「第18回同志社つながる@カフェ~出町桝形商店街は楽しし歩けよ学生~」という食べ歩きイベントを開催したことです。
歩いて楽しく、食べておいしい出町桝形商店街に惹かれて、私たちはどんどん足を運ぶようになりました。

出町桝形商店街には、河原町通から寺町通にかけて、昔ながらのアーケードがかけられています。雨が降っても傘要らず! 上を見上げると、色とりどりの旗が飾られ、お祭りのように賑やかです。天井には「今日も元気だ」「うれしいなあ、たのしいなあ」などの明るいメッセージが掲げられているほか、「わかさばちゃん」と名付けられた大きなサバのモニュメントがあります。


長さ164mあるアーケード

垂れ幕通り、元気な商店街

若狭と出町を結ぶ鯖街道にちなんで名付けられた「わかさばちゃん」

横を見渡してみると、手作りの顔ハメパネルがいたるところに設置されています。この顔ハメパネルは設置場所がよく変わっています。訪れる度に変化があるので、歩き回るだけでも宝探しのようで楽しいです。下を見ると、地面には、魚の絵が描かれたタイルがあります。「訪れる人を楽しませたい」という気持ちが伝わってきて、思わず写真を撮りたくなってしまいます。


あちこちにある個性豊かな顔ハメパネル

出町桝形商店街には、お客さんの注文に加えて、ちょっとした気遣いをプラスしたサービスを提供する、アットホームなお店がたくさんあります。例えば、鰹節のお店では、うどん出汁やみそ汁など、料理に合った鰹節が揃っています。丁寧に作り方を教えてもらえるので、風味抜群のお出汁を自宅で味わう幸せを感じられることでしょう。
このように、出町桝形商店街で買い物をすると、お店の方々が自分たちの仕事に対して誇りを持ち、お客さんのことを一番に考えていることが伝わってきます。

私たちが出町桝形商店街に通うようになってから1年経った2021年2月、「第19回同志社つながる@カフェ~今だから伝えたい出町桝形商店街の魅力と力~」と題して、学生向けのオンラインイベントを開きました。


オンラインで行われた第19回同志社つながる@カフェの様子

はじめに、参加した学生に「商店街と聞いて、思い浮かぶお店や人はいますか?」と問うと、全員が「ある」と回答しました。商店街は学生にとっても身近なもののようです。

次に、出町桝形商店街の様子を動画で共有。「わかさばちゃん」や壁に描かれたイラストとともに、鰹節店のほか、浴衣選びにぴったりな呉服店と、全て手作りで「お母さんの味」を届ける総菜店を紹介しました。私たちはお店の方々と話していて、お客さんとの交流や繋がりを大事にしていることが感じられたので、「出町桝形商店街は、ただ物を買う場所ではなく、人と人が繋がれる場所である」ということを学生に発信しました。

イベントの最後には、参加した学生から「実際に行ってみたくなった!」「家が近いから行ってみようと思った」「学生が一人でも入りやすいようなお店があれば」という声が聞かれました。学生から、商店街を日常的に利用したいという想いを感じました。

出町桝形商店街の手作り感あふれる魅力やお店の方々の温かさは、実際に訪れてお店の方とお話をすることでより実感できます。ぜひ一度、出町桝形商店街を訪れてみてください。

レポーター

同志社大学ボランティア支援室学生スタッフARCO 企画班(2020年度当時)

中野希望 (写真右)
今回、出町桝形商店街を取り上げるイベントを行ってみて、改めて出町桝形商店街の新たな魅力を知るとともに、学生に対して出町桝形商店街の楽しさや温かさを伝えることができたと思います。皆さんも一度、出町桝形商店街に行ってみませんか?

山本雨音 (写真左)
出町桝形商店街は、その温かな雰囲気とこだわりのつまったお店から、何度も訪れたくなる場所です。私はARCOの活動で出町桝形商店街を知ってから頻繁に足を運ぶようになりました。みなさんにとっても身近な場所になれば嬉しいです。

同志社大学学生支援センター ボランティア支援室 学生スタッフARCO 
https://volunteer.doshisha.ac.jp/arco/

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