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テーマは“駆ける一舞(EVE)”- 学生×地域社会を目指す同志社EVEに向けて

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▲同志社EVE 2023年開催の様子(提供:同志社大学

同志社EVEは、11月29日の同志社創立記念日を祝う行事として「学生の自主管理・自主運営」と「団体の活動の発露の場」という活動理念のもとに開催されており、11月1日から創立記念日前日の11月28日までの期間に同志社大学学生の手によって創り上げられる記念行事の総称です。同志社大学今出川校地にて、ステージ企画やテント出店・教室出店などの多彩な企画があり、例年、盛り上がりを見せています。
その起源は1900年代の「全同志社大音楽会」だといわれており、2024年11月の開催で149回目の同志社創立記念を祝福します。

今回、運営する「第149回同志社大学EVE実行委員会」の委員長 松澤昂大さん、副委員長で渉外局長の佐藤郁美さんにインタビューしました。


▲左)委員長 松澤昂大さん 右)副委員長 兼 渉外局長の佐藤郁美さん

同志社大学EVE実行委員会(以下、「EVE実」という。)は、学友団(大学から公認されたクラブ・サークルを統括する自治組織)が委員長を含む三役を選出し、選出された委員長が当該年度のメンバーを公募・組織します。多くの学生から毎年応募があり、エントリーシートや面接などの審査を経てメンバーが決まるそうです。
今年度は、75名の学生がメンバーとして所属しています。
全7局(渉外、事務、広報、企画、ステージ、財務、総務)に局長を置き、全体を委員長が統括しています。局ごとに所管業務を分掌しており、ひとつの局に10名程が所属し、毎週のように打合せを重ねながら安全かつ円滑に運営できるように活動しています。

■テーマは「駆ける一舞(かけるいぶ)」

今年度の同志社EVEは、次年度の創立150周年を見据え、新しい同志社EVEの可能性を模索し、創造することを目標に活動しています。特徴は、既存の企画に加え、「社会とのつながり」を新たな軸として活動している点です。

2024年の同志社EVEのテーマは「駆ける一舞(かけるいぶ)」です。
ここには、
・成功に全力を尽くし、「駆け」抜けてきた学生たちが一舞すること。
・創立150周年に向けた「架け橋」になるように。
・学生「×」(かける)大学「×」(かける)地域社会のつながり を再生させること。 
といった複数の想いが込められています。


▲テーマについて教えてくれました。

学生たちの発露の場として、学生が輝き、年に一度の同志社EVEを成功させようという気持ちが「かける」に込められています。

■150周年に向けた取組と、地域とのかかわり

来年が150周年という節目を迎えるにあたり、「地域とのかかわり」を大切にしようということで、EVE実に新たに加わった局が渉外局です。


▲初の渉外局は委員長と副委員長が兼任しています。

委員長の松澤さんは、時代の変化を乗り越えてきた先代の努力が、自分たちの活動の支えとなっていること、人々を結び、歴史を紡いでくださった先代の方々への感謝を踏まえたうえで、
「日々の学校生活の中で、近隣住民の方にはご迷惑をかけています。同志社大学のこと、学生のことをもっと知ってもらい、自分たちから積極的に地域社会とも関わっていきたいと考えています。自分たちが地域の情報交換の場やボランティア活動に参加することで、学生や同志社EVEへの理解を深めてもらい、ぜひ足を運んでもらいたいです。」
と、想いを語ってくれ、継続的に関わりをつなげていくという姿勢を感じました。


▲第20回西陣 伝統文化祭「千両ヶ辻」にてボランティア活動をしました。(渉外局)

現在、地域の方向けに伝統工芸品ワークショップや同志社大学の教授による歴史講演(NHK大河ドラマ「光る君へ」を題材にした内容を予定)、アカデミック企画、芸能人、お笑い企画などが決定しているそうです。(詳細は公式サイト、SNSでご確認ください)



▲同志社EVE 2023年開催の様子(提供:同志社大学)

11月の開催に向け、まさに「駆け足」の実行委員会です。


▲全体会議の様子(手前は委員長の松澤さん)

▲パンフレットで周知

地域にも優しい同志社EVEへ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

■インフォメーション

第149回同志社EVE
日時 2024年 11月26日(火)〜28日(木) 午前9:30~午後6:00(屋内ステージは午後7:00)まで
場所 同志社大学今出川キャンパス及び室町キャンパス
*自転車・バイク・車でのお越しはご遠慮ください。
料金 入場無料 (一部有料)
URL  https://www.doshisha.ac.jp/
主催 第149回同志社大学EVE実行委員会
後援:京都市
問い合わせは 第149回同志社大学EVE実行委員会Instagramにて受け付けております。

レポーター

岡元麻有
私も同志社大学の近くに住んでいますが、コロナ禍で立入制限をされていたこともあり、それ以降、一般の人が大学の敷地には入ることはあまりよくないかな、と思っていました。今回のインタビューを通じて、学生さんたちが「地域との関わりを持ちたい」と話してくださり、学生さんたちから積極的にボランティア活動に参加するなど、関りを自分たちから作ろうとする姿勢に大変共感が持てました。
学生さんが発露の場として、ハツラツと楽しんでいる姿を一緒に感じることができることが、地域の方たちにとっても嬉しいことなのではないでしょうか。

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